FX手法一覧まとめ。鉄板方法を公開

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この記事では基本的なFX手法の種類についてや、プロも実践するような具体的な鉄板の方法や取引手順、自分に合ったトレード手法の選び方などについてご紹介していきます。

鉄板の人気手法についてや、様々ある中からどういった手法を用いるべきなのか悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてみてください。

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FX手法は「トレード手法」「テクニカル手法」の主に2種類

まずFX手法には大きく分けると「トレード手法」「テクニカル手法」といった2つの種類のものがあります。

以下では、これら2つのFX手法について詳しく解説していきます。

FX手法とはなんですか?トレード手法はトレードスタイル

FX手法のうちのひとつである「トレード手法」というのは、簡単に言えばトレードスタイルになります。

例えば、「取引は短時間で済ませる」「1日で完結させる」といったものですね。

こうしたトレードスタイルをトレード前にあらかじめ決めておくことで、含み損が出た場合に損切のタイミングを見失うことを防ぐことができます。これによって、多大な損失を出すリスクを抑えることができるわけです。

なお、このトレード手法には主に下記の4つのスタイルが存在します。

スキャルピングは1回数秒~数分スパンの超短期トレード

スキャルピングは1回のトレードを数秒~数分で完結させるスタイルです。
スキャルピングのメリットは1回あたりの取引時間が少ないことから、基本的に損失が少なくメンタル的にもあまり負担がかかりません。

また、同じ資金を何度も繰り返してトレードに使えるため資金効率が良く、投入できる金額が少額でも始められるのも利点です。

その反面、超短期スパンでのトレードになるため、1回の売買における含み益も基本的には小さく、ある程度の利益を出したければそれなりの回数の取引を行う必要があります。

また、短期間のうちに値動きを考えては瞬間的に決済をしていかなければならないため、知識や経験が乏しくてトレードで負けがちな初心者にはあまり向いていません。

取引中はチャート画面に張り付いていなければならないのもデメリットです。

デイトレードは1日スパンの短期

デイトレードは1回のトレードを数十分~1日で完結させる手法です。
デイトレードのメリットは、ポジションの日またぎはさせずに当日中に損益を確定させることから、マイナススワップの支払いを避けられる点にあります。

マイナススワップとは?
ポジションを翌日に持ち越すことで発生するスワップポイントのこと。
FXでは取引をする通貨ペアと売買の方向次第では、日をまたぐことで「スワップポイントが受け取れるor支払いをする」といった2パターンに分かれます。
このうちスワップポイントの支払いをする必要が出てくることをマイナススワップと呼びます。

また、含み損がでたときに翌日以降にもそれが膨らみ続けるというリスクも回避することが可能。

その反面ポジションを保有する期間がスキャルピングより長いことから、その分精神的に負担がかかります。

スイングトレードは数日~スパンの中期

スイングトレードは1回のトレードを数日から数週間かけて行う手法です。
スイングトレードのメリットは、スキャルピングなどとは違いチャート画面を確認し続ける必要がないため、本業で忙しいような場合でも取引ができるという点にあります。

また、通貨ペアや売買方向の関係上、スワップポイントが受け取れるような場合は、日をまたぐことでその間ずっとスワップポイントによる利益が期待できます。1回のトレードで大きな利益を得ることも可能。

ただし、相場急変により大きく損失を被るようなリスクも潜んでいることがネックになります。

ポジショントレードは1週間~スパンの長期トレード

ポジショントレードは、1週間~数カ月以上の長期にわたってポジションを保有するスタイルです。

ポジショントレードのメリットは、ゆったり取引できる点や、トレンドに沿ってエントリーしていれば大きな利益が見込める点、スワップポイントによる収益も期待できる点にあります。

ただしその反面資金効率が悪く、ポジションを長期間保有することによりリスクも高くなるのがデメリットです。

自分に合ったトレード手法の選び方

以上の特徴から、それぞれのトレード手法は主に下記のような人に向いていると言えます。

トレード手法 向いている人
スキャルピング ・ある程度FX取引の経験がある人
・常時チャート画面を見ることができる人
・資金が少ない人
デイトレード ・FX取引が初心者である人
・資金がわりと少ない人
スイングトレード ・普段は仕事でチャート画面を確認できる時間が限られている人
・ある程度分析力が高い人
ポジショントレード ・分析力が高い人

FX取引をこれから始めるのであれば、資金もさほど必要とせず瞬間的な判断も求められず、リスクも比較的少なめでスワップポイントも気にする必要がないデイトレードが簡単が向いているでしょう。

テクニカル手法は今後のチャート(値動き)を予測する方法

一方でテクニカル手法は今後のチャート(値動き)を予測する方法のことです。

このテクニカル手法は、主に「トレンド分析」「オシレーター分析」と呼ばれるものに分けられます。

トレンド分析はトレンドを掴むための手法

トレンド分析は主に市場の方向性(トレンド)を見極めるのに役立つ手法のことを言います。

トレンドには「上昇トレンド」「下降トレンド」「レンジ(トレンドなし)」の3種類があります。

そして、その相場のトレンドを把握し、それに沿って売買をすることで利益を得ることが大いに期待できるわけです。

そうしたことを知ることを目的としたトレンド分析には、代表的なものとして主に下記のものがあります。

トレンド分析 特徴 使い方の一例
移動平均線 一定期間の価格の終値の平均値を繋ぎ合わせたグラフ ・移動平均線が上向きなら上昇トレンド、横ばいならレンジ、下向きなら下降トレンドと判断する
・価格が移動平均線より上なら強い相場、下なら弱い相場と判断する
ボリンジャーバンド 移動平均線とその上下に値動きの幅を示す線(標準偏差)が描かれている ・標準偏差が広がればその方向への値動きが強いと判断できる
・標準偏差が狭まればレンジ相場だと判断できる
・上の線に触れたら下落すると判断できる
・下の線に触れたら上昇すると判断できる
一目均衡表 5つの線と「雲」で構成される ローソク足が雲の上方にあれば強い相場、下にあれば弱い相場と判断できる
MACD
(マックディー)
移動平均の発展版。特にトレンド形成時に有効 MACDとMACDシグナルのゴールデンクロスで買い、デッドクロスで売りと判断できる

オシレーター分析は売買のタイミングを見極めるための手法

オシレーター分析は、現在のトレンドの強さや売買のタイミングを見極めるのに役立ちます。代表的なモノとしては以下のようなものがあります。

オシレーター分析 特徴 使い方
RSI 現在の相場の過熱感を表す RSIの数値が大きければ売り、小さければ買いと判断できる
ストキャスティクス RSI同様相場の過熱感を表す。スローストキャスティクスを利用するのが一般的で、こちらはレンジ相場で特に有効 RSIの数値が大きければ売り、更には「Slow%K」ラインが「Slow%D」をデッドクロスしたらより強い売りシグナルと判断できる。逆もしかり。

フォーメーション分析はチャートパターンから値動きを予測できる手法

フォーメーション分析はチャートパターンから値動きを予測するのに役立つ手法です。具体的には主に下記のようなものがあります。

フォーメーション分析 特徴 使い方一例
ダブルボトム・ダブルトップ 天井または底が2つあるチャートの形 天井が2つ見えたら下落トレンドへ移行、底が2つ見えたら上昇トレンドへ移行すると予想できる
三尊・逆三尊 天井または底が3つあるチャートの形 天井が3つ見えたら下落トレンドへ移行、底が3つ見えたら上昇トレンドへ移行すると予想できる
三角保合い 株価が上下しながらも横ばいし続けチャートの形が三角形になる レジスタンスラインを上抜けしたら買い、サポートラインを下抜けしたら売りと判断できる

ローソク足分析はローソク足から値動きを予測できる手法

ローソク足分析はローソク足から値動きを予測するのに役立つ手法です。具体的には主に下記のようなものがあります。

ローソク足分析 特徴 使い方一例
複数足分析 複数のローソク足を組み合わせることで相場のパターン分析を行うことができる ・安値圏で「明けの明星」が見られたら下落から上昇への転換サインだと判断できる
など
酒田五法 「三山(さんざん)」「三川(さんせん)」「三空(さんくう)」「三兵(さんぺい)」「三法(さんぽう)」という5つのチャートのパターンが基本 ・安値圏で3本の陽線がでたら順張りの買いだと判断できる
など

FX取引手法一覧まとめ。プロも実践する鉄板方法2選

FX取引手法の中でもシンプルかつ初心者でも簡単にできることで人気であり、プロも実践しているような鉄板方法として、主に下記の方法があります。

プロも実践!シンプルで人気のFX取引手法

2本のEMAを使った手法なら超シンプルに売買可能

FX取引手法の中でも人気の鉄板方法としてまず挙げられるのが、2本のEMAを使った手法です。

EMAとは?
指数平滑移動平均線(Exponential Moving Average)と呼ばれるテクニカル指標の一つ。SMA(単純移動平均線)から派生したもので、SMAと比べて直近の値動きに鋭く反応するのが特徴。

こちらは2本のEMAだけで大まかなエントリーポイントを見つけられるので、初心者でも簡単に実践することができるでしょう。

2本のEMAを使った手法の具体的なやり方

例えばデイトレードで10EMAと20EMAの2つの線を用いて行う場合、10EMAの線が20EMAの線を下から上に抜けたら(ゴールデンクロスしたら)、相場は上がると予想され買いのシグナルと判断できます。

ただし、EMAはSMAと比べ「ダマシ」(その後逆に相場が動くこと)が多いです。

このダマシを避けるために、ゴールデンクロスした時点では買い注文はせずに、その準備を行うまでにとどめておきます。

その後、相場が落ち着いて、ローソク足の終値が10EMAのラインにタッチしたら、おしめ買いのような形でエントリーします。

また、リスクヘッジのために、損切りポイントをあらかじめ指定して逆指値注文などを入れておきましょう。

損切りラインについては、エントリーポイントから-20ppsほどで指定しておきます。

利確ポイントについてはその時の相場の状況に応じて変えると良いですが、基本的には+30pps程度を目安として逆指値注文などを入れておくことが推奨されています。

なお、チャートを見て以下のことが確認できた場合は、強めの上昇トレンドが形成されたと判断できます。

  • 大陽線ができた後にゴールデンクロスをしている
  • 2本のEMAのラインの間に隙間がしっかりできている

こうしたこともチェックすればよりトレードの精度が上がるでしょう。

売りの場合も、上記の買いの場合と場合と同様に、10EMAの線が20EMAの線を上から下に抜けたら(デッドクロスしたら)売り注文の準備を行い、ローソク足が10EMAをタッチしてからエントリーするという流れになります。

移動平均線とRSIを併用した手法なら簡単かつ精度もあり

移動平均線とRSIを併用したやり方も、FX取引手法の中で簡単で人気の鉄板方法です。

こちらはシンプルながらも、トレンド分析とオシレーター分析をハイブリッドさせた方法なため、その分ある程度の精度が保証されているのがポイントですね。

また、売買タイミングから利確・損切ポイントまで視覚的に分かりやすいので、初心者の方でも実践しやすいでしょう。

移動平均線とRSIを併用した手法の具体的なやり方

例えばデイトレードを行うという場合、主に15分足を用いて2本の移動平均線(10SMAと21SMA)を使って行います。

そしてチャートを確認して以下の2つの条件が揃ったら、そのローソク足の終値確定後買いでエントリーします。

  • RSIの値が20以下から20以上に上がった
  • 10SMAの線が21SMAを下から上に抜けてゴールデンクロスした

利益確定はRSIが70~80に到達するポイントを目安にして行いましょう。損切りラインは10SMAが21SMAを上から下に抜けたてデッドクロスしたときなどに行うのが望ましいとされています。(相場の状況に応じて臨機応変に対応するのが理想的です)

逆に以下の2つの条件が揃ったら、そのローソク足の終値確定後売りでエントリーします。

  • RSIの値が80以上から80以下に下がった
  • 10SMAが21SMAを上から下に抜けたてデッドクロスした

利確はRSIが20~30に到達したポイント、損切りは10SMAの線が21SMAを下から上に抜けてゴールデンクロスしたタイミングが目安となります。

その他FX取引お手軽鉄板手法

その他FX取引お手軽鉄板手法としては以下のものがあります。

  • 移動平均線とボリンジャーバンドを組み合わせた手法
  • 4本足チャートを見るだけの4本値手法
  • サポレジラインで押し目買いor戻り売り

いずれもシンプルでかつ便利なので、自分に合ったものを取り入れて実践してみると良いのではないでしょうか。

FX取引で勝つための鉄板手法【具体的な取引手順編】

FXで勝つにはその手法を学んで実践するのも重要ですが、前提として取引の全体的な流れやポイントについて把握しておくのも大切です。

ここからは、FX取引で勝つための鉄板の取引手順についてご紹介します。具体的な手順としては主に下記の通りになります。

1.複数の時間足からトレンドを見極める

FX取引で勝つための鉄板の取引手順としてまず最初に行いたいのが、現在の相場のトレンドを見極めるということです。

トレンドを見極めるには、まず日足や週足などの長期足で大まかに把握します。

その後スイングトレードなら月足~1時間足、デイトレードなら4時間足~5分足、スキャルピングなら1~3分足を見るといったように、トレードスタイルに合わせて複数の時間足を確認し更に細かなスパンでのトレンドをチェックします。

トレンドを確認した結果、長期足でも短期足でも上昇トレンドなら買いの順張り、下降トレンドなら売りの順張りをするのがトレードで勝つうえで鉄則となります。

その他ファンダメンタルズ指標を考慮して、今後のトレンドを予測するのも有効的です。

なお、トレンドがないレンジ相場に関しては上にも下にも行く可能性が考えられることから難しいため、特に初心者の方はエントリーをしないのが無難です。

2.優位性のあるエントリーポイントを探る。FX取引手法などで決める

複数の時間足を確認してトレンドを把握したら、次に優位性のある勝てそうなエントリーポイントを探っていきましょう。

エントリーポイントは、上で紹介した鉄板手法などを用いることで見つけることができます。

3.損切ラインを決める。フィボナッチなどを用いるのが有効

テクニカル手法などを使ってエントリーすると同時に損切りラインをあらかじめ決めておきましょう。

損切りラインを事前に決めておくことで、大損することを防ぐことができますし、その保有ポジションを塩漬けにせずに済む分資金効率が上がります。

具体的な損切ラインの決め方

損切りラインの決め方に関しては様々ありますが、代表的な方法としてはフィボナッチリトレースメントのラインを目安にしたり、直近の最高値・最安値を目安にする方法などがあります。

より簡単に行いたいのであれば、単純に売買ポイントからのpips分で決めるのも手です。

pipsとはFXで使われる単位のことで、例えば米ドル/円など円が絡むペアの場合は1pips=1銭(0.01円)となります。

損切りの目安となるpipsはトレード手法によって変わります。具体的には下記の値が目安となります。

トレード手法 トレード時間 損切り目安pips
スキャルピング 数秒~数分 5pips未満
デイトレード 1日 50pips未満
スイングトレード 数日~数週間 150pips未満

4.利益確定ラインを決める。N値計算や直近高安値などで判断

利益確定ラインをあらかじめ決めておくのもFX取引において重要です。

こうした利確ポイントを決めておくことで、しかるべき決済タイミングを見逃すことなく確実に利益を得ることができるようになります。

具体的な利確ラインの決め方

利確ポイントの決め方は、損切りと同様にフィボナッチリトレースメントを用いたり、N値計算や直近の最高値・最安値を目安にする方法などがあります。

N値計算というのは、チャートでN型(下降トレンドは逆N型)になっている部分の3波は大体1波と同じ値幅分伸びると予測・計算できることを言います。

N型の1波の値幅を確認することで、簡単に利確ラインの目安を割り出せるわけです。

その他簡単に行いたいのであれば、損切りと同様に例えば「デイトレードならエントリーポイント+30pips分で利確」といったルールを決めておくと良いでしょう。

5.逆指値注文やOCO注文を行う。リスクヘッジとして重要

損切り・利確ポイントを決めたら、逆指値注文やOCO注文でこれらを自動で決済できるようにしておきましょう。

こうすることで、あらかじめ指定しておいたラインで確実に損切り・利確ができるため、「利確ポイントどころか損切りポイントさえ見失って結局ロスカットで大損してしまった」ということを避けることができます。

ただし、逆指値注文やOCO注文は、相場が急変したりしてサーバーに著しく負荷がかかることで正常に機能しない可能性もあります

これによって注文が通らない対策をするためにも、逆指値注文やOCO注文後にはそのまま長期間放置しないようにしておきましょう。

FXの手法に関するよくある質問と答え

ここからは、FXの手法に関するよくある質問と答えについてまとめてみました。

Q:FXで勝率高い鉄板の手法はどういったものがありますか?

A:これといった具体的な手法は明確には言えませんが、まずはトレンド方向に沿って順張りでエントリーするのが大原則です。
エントリーポイントは、トレンドを把握したうえでテクニカル手法などを用いて確実に利益が出せそうな場面を探りましょう。
エントリーポイントが決まれば、同時に損切りポイントと利確ポイントも決めておき、OCO注文を使って自動で決済できるようにしておきましょう。
こうすることでリスクを抑えつつ利益を得ることが期待できます。
また、トレンド方向がなくテクニカル分析があまり通用しないようなレンジ相場など、勝てるかどうかわからない場面では静観に徹するのも重要です。

Q:FX手法は色々ありますがなるべく多くの方法を身に着けるべきでしょうか?

A:FX手法は様々ありますが、一般的には自分に合った一つの手法をひたすら極めていくことが勧められています。
こうすることで、あれこれ手を出すよりも上達しやすくなり、それによってトレードでも成果を出しやすくなります。

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