子ども用GPSは、リアルタイムで子どもの居場所を追跡することができるスグレモノ。
ですが、学校や放課後のお出かけのたびGPSを出し入れするのが面倒と感じることも。
いっそのこと靴につけられたら便利なのにと思いますよね。
確かに、靴につけてしまえばお出かけの時にはいつでもGPSと一緒。
GPSを靴につけることは可能なのでしょうか?
今回は、子ども用GPSのベストなつけ方を徹底解説します。
🎈この記事で分かること
- 子ども用GPSを靴につけることはできる?
- 埋め込み型GPSシューズについて
- 行き先別!子ども用GPSのベストなつけ方
実際に子ども用GPSの使用経験を持つ筆者が、自身のトラブル経験もふまえて解説していきます!
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子供用GPSを靴につけることはできる?

現在のところ、子ども用GPSは子どもの手のひらサイズ、キーホルダーのようなコロンとしたタイプが多いです。

(引用:あんしんウォッチャー公式)
このような感じですね。
ですので、靴につけるのは機種によっては可能かもしれませんが、あまりおすすめではありません。
例えば、ブーツなど比較的ガッチリした靴なら、小さめのGPSをストラップのようにつけることはできるかもしれません。
とはいえ、子どもは動きが激しいため取れてしまうリスクが大きいです。
それに、多少の重みもありますので子どもの自由な動きを妨げてしまうことに…。
このように、現状の子ども用GPSを靴につけることはメリットよりもデメリットの方が多いと考えられます。
靴に埋め込むことは不可能?
GPSをストラップのようにつけるのではなく、靴そのものに埋め込んでしまうことができれば、取れることもなく安心ですよね。
実は、靴に埋め込むことは不可能ではなく、実際にGPSシューズというものも出ています。
ですが、それは子ども用というよりも、認知症対策としての高齢者向けのものがほとんど。
一例として、介護用品 愛ショップの「魔法の靴」をご紹介しましょう。

(引用:介護用品 愛ショップ)
このように、かかとの部分にGPSを埋め込むことができるようになっています。
特許技術でほとんどの靴(子ども用・大人用)にGPS端末装着可能
(引用:介護用品 愛ショップ)
子どもの靴にも技術的には可能なようですが、サービスとしては認知症の方向けに提供されています。
料金目安は3,650円/月〜。
認知症の方だと、どうしても「急に出かける」「夜中に勝手に出ていく」ということがありますよね。
いつ出ていってしまうか、気が抜けません…。
そこで、靴にあらかじめGPSを埋め込んでおけば、急に出かけてしまっても追跡できるので安心!ということで喜ばれているようです。
子ども用GPSシューズについて
子ども向けGPSシューズはない…?
実は、ネットで調べると子ども向けGPSシューズの情報も出ています。
今回見つけたのが「Anccor Shoes」という商品。

(引用:SAKIDORI)
こちら、INDIEGOGOというサイトでクラウドファンディング(出資受付)が行われていましたが、現在は受付を停止しています。
…ということで、アイデア商品としては出てきたものの、一般的な販売には至っていない様子です。
何故子ども向けシューズは普及していないの?
その理由を考察すると、
- 子どもの靴は傷みやすい
- 子どもの靴はすぐサイズアウトする
- キーホルダー型より料金が高め
などが考えられます。
子どもは動きが激しいため靴が傷みやすいですし、成長とともにどんどんサイズアウトします。
その度に埋め込み加工するのは、手間やコストを考えると大変…!
一方、高齢者なら歩き方が穏やかですし、サイズも変わらないので一度作ったらしばらくは使えそう。
それに、現行のキーホルダー型の方が安価なので、子ども向けとしてはコスパ的にキーホルダー型が選ばれているのかもしれません。
子供用GPSのベストなつけ方は行き先で異なる

ということで、子どものGPSは現在のところ、コロンとしたキーホルダー型が多いです。
この子ども用GPSをどこにつけるのがベストなのか、それは学校や習い事といった行き先によって変わってきます。
そこで行き先を大きく2つに分けて、
- 学校への登下校の場合
- 学校以外のお出かけの場合
(習い事・お友達の家・公園など)
このそれぞれについて、おすすめのGPSのつけ方を詳しく解説します。
学校への登下校でのつけ方

学校への登下校の場合、GPSをつける箇所はランドセル一択と言っていいでしょう。
ただし、具体的なつけ方としては主に2つのパターンがあります。
- ランドセルの金具につける
- ランドセルの小ポケットに入れる
ランドセルの金具につける
1つ目はランドセルの金具、つまり本体サイド部分のフックか、肩ベルトの金具のどちらかにつけるパターンです。
ストラップでぶら下げる場合もありますし、下の画像のように専用ケースが用意されていることも。

(引用:みもり公式)
専用ケースで固定できるのは安心ですね!
ボタン付きGPSの場合、いざという時にすぐ押せるメリットもあります。
ですが、細いひも状のストラップでぶら下げる場合、何かの拍子に切れてしまう危険性も…!
特に、学校のロッカーにランドセルをしまう時に引っ張られて取れてしまうことが多いようです。
それは学校経由で申し込んだもので、多くの子が同じものをランドセル側面のフックにつけていたので、同様の落とし物がいくつも学校で見つかるという事態になってしまったのです。
そもそも、ランドセル側面のフックは安全のため、強い力がかかるとフックごと外れる仕様となっていることが多いです。
そのため、GPSが何かに引っかかった拍子にフックごと外れて紛失してしまうということに…(もちろん、GPSなので見つかる可能性は高いですが)。
そこで、より安心確実にGPSを携帯する方法としておすすめしたいのが「ランドセルの小ポケットに入れる」です↓
ランドセルの小ポケットに入れる
ランドセルの小ポケットとは、本体のうちファスナーがついたポケットの部分。
ファスナーの中に入れてしまえば、先ほどの金具のように衝撃で取れてしまうこともないため、最も安全性が高くおすすめです。
実は、今のランドセルは小ポケットの中にもキーホルダー用の金具がついていることが多いです。
つまり、この小ポケットは自宅の鍵やGPSといった貴重品を収納するのにピッタリなのです!
学校以外のお出かけでのつけ方

学校以外のお出かけの場合は、習い事・お友達の家・公園などさまざまな行き先が考えられます。
おすすめのGPSのつけ方は次の2パターン。
- かばん・リュックに入れる
- 移動ポケットに入れる
それぞれの行き先や服装に合わせて、より良い方を選択するといいです。
上記2パターンについて詳しく解説します。
かばん・リュックに入れる
1つ目は「かばん・リュックに入れる」です。
例えば、
- 習い事用のかばんやリュックを持っていく
- お友達の家にかばんやリュックで行く
といったケースでおすすめの方法です。
何かの拍子にポロッと落としてしまうことのないよう、できるだけ安全性の高い内ポケットなどを使うといいでしょう。
移動ポケットに入れる
2つ目は「移動ポケットに入れる」です。
Point!
移動ポケットとは、クリップでウエスト部分に簡単に取り付け可能なポケットのこと。

(引用:楽天)
男子にも女子にも似合いそうなものがたくさん出ていますね!
もちろんGPSだけでなく、ハンカチ・ティッシュ・マスク・お菓子なども入れられて便利♪
この移動ポケットは、
- 公園で外遊び
- ちょっとそこまでお買い物や散歩
といったケースでおすすめの方法です。
子どもだけで外に出すのは心配でも、GPSで居場所が分かるなら「いってらっしゃい!」と送り出しやすいのではないでしょうか。
ちなみに、移動ポケットは1つ持っているとGPSの収納ケースのような使い方ができおすすめ。
例えば先ほどの「かばん・リュックに入れる」際にもGPS自体はコロンと小さいので「あれ?どこいった?」となりがちです。
そこでGPSを一旦移動ポケットに収納し、それをかばんに入れるようにすると扱いやすくGood。
かばんの中で見つけやすくなりますし、衝撃や水濡れなどから保護してくれる働きも期待できます。
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まとめ

ということで、子ども用GPSを靴につけることができるか、どこにつけるのがベストかを解説してきました。
要点まとめ
- 靴につけるのは取れてしまうリスクもあり、おすすめではない
- 埋め込み型GPSシューズは、認知症対策のものが主流
- 子ども用GPSシューズは一般化していない
- 学校の登下校でのつけ方
⇒ランドセル小ポケットがベスト - 習い事やお友達の家へのお出かけ
⇒かばん・リュックに入れるのがベスト - 外遊びや散歩などのお出かけ
⇒移動ポケットがベスト!
子どものGPSは、ストラップを付けてキーホルダーのようにぶら下げることができるタイプが多いです。
ですが、気をつけないといつの間にか外れて落としてしまった、なんてことも。
ですから今回は、ランドセルの小ポケットやかばんの内ポケット、そしてクリップでカンタンに取り付け可能な移動ポケットなどをご紹介しました。
また、今後もしGPSの小型化が進めば、子ども向けGPSシューズも広まっていくかもしれませんね。
今後の技術の進化に期待しましょう!